MDI過剰投与で死者
MDI過剰投与で死者
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ぜんそく発作 治療スプレー
7年で死者11人
退剰投与原因『適正使用を』
ぜんそく発作の治療に使われるスプレー式吸人薬(ベータ刺激薬定量噴霧式吸人剤=MDI)の過剰投与が原因とみられる死者が、一九九○年から昨年までの七年間で十一人に上っていたことが、松井猛彦・東京都立荏原病院小児科医長ら厚生省研究班の調査で分かり、二十一日の同研究班会議に報告された。
MDIは、即効性があり患者が自分で投与できるのが利点だ。しかし、依存して使いすぎると、医師の治療が必要な重い発作でも病院に行くのが遅れ、危険な状態になりかねないと、以前から指摘されていた。
十一人の死者のうち七人は日本ベーリンガーインゲルハイム(兵庫県川西市)が輸入、販売している「ベロテックエロゾル」を使用。同社は今月、添付文書を「小児には投与しないのが望ましいが、やむを得ず使用する場合は一回一吸入を限度とする」と改訂し、適正使用を呼び掛けている。
報告は、日本小児アレルギー学会の調査を基にしており、ぜんそくに関連するとみられる死亡例は、七年間で百二十三件起きた。このうち薬物の過剰投与が原因とされる死者は十八人でうち十一人がMDIを使用していた。
3/22/1997 東京新聞朝刊
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