今朝(2.3.1998)TBSテレビの「はなまるマーケット」は、「チョコレート」の特集を放送しました。
もうすぐバレンタインデーということもあり、タイムリーな話題で、出演者も楽しそうでした。この番組は、健康に関する情報や知って便利な情報が楽しく展開されるので、「ありがたいな」と思うことがあります。
しかし、今回の「チョコレートは糖尿病に好い」は、表現として正確ではないと思われるので、注意してください。
ことに糖尿病で食事療法をしている場合、「チョコレートやココアは血糖値のコントロールを難しくする」と医師から指摘されることもあるので、担当の先生と相談してから導入したほうがよさそうです。
「ココアと糖尿病」が話題になったのは、昨年の夏、日本テレビ・みのもんたさんの「おもいっきりテレビ」が、これを特集し、放送した後でした。
我が家でも、家人が糖尿病で食事療法をしており、「こんなものがいいらしい」調の話で、ココアに飛びついたのでした。しかし、翌月の定期検査で東芝病院へ行くと、血糖値が跳ね上がっていました。担当のN先生に「ココア」のことを話すと、「ココアは、その原因はまだ分らないが、血糖のコントロールを難しくするので、やめてください」と言われたのでした。
「はなまるマーケット」は、幾人かの病院の医師が出演して、断片的ながらその「チョコレートは糖尿病に好い」という意見を補強しているかに見えます。ポリフェロールという成分や水溶性繊維などの話です。
しかし、冷静に見ると、その中で済生会病院の医師が言っているのは、「チョコレートの中のカカオマス・ポリフェロール(2.8訂正)という成分は血糖を下げる効果を持っている」、と成分と血糖値の関係を言っているに過ぎません。
たとえカカオマス・ポリフェロールという成分が良いとしても、チョコレート40gには、脂質が10.7gもあり、カロリーは221.2kcal、糖質は21.8gです。この成分値から次のことも言えるのではないでしょうか。
「チョコレートは、脂質がカロリー対比44%で脂っぽいし、カロリーはご飯お茶わん山盛り1杯分、糖質にいたっては砂糖大さじ2杯分。」こんな食べ物です。食物繊維をとるなら、果物や焼き芋の方がよっぽど効率が良いです。
こういう理由で、糖尿病患者にチョコレートはお勧めできないことをご報告します。
また、インターネットの検索エンジンで、「糖尿病、チョコレート」や「diabetic,chocolate」と入れて調べてみましたが、2.3.1998現在、良いものにヒットできませんでした。引き続き、調べ、以後このページに書き足していきたいと思います。