それゆえ、この新聞記事(外信)だけでは、この種類のジャガイモが日本で販売されている可能性があるのかや、実験そのものがどの程度の信頼性があるのかなど、分からないことが多いので、これから調べていきたいと思います。分かり次第このページに付け加えます。
(新聞社にお願いしたいのは、インターネット時代にこういう記事を書くなら、少なくとも「ロウェット」「アーバド・パズタイ」は情報をたどる時にキーワードになるので、英字の綴りを載せくれないと・・・。)
8.13.1998 5:30PM
イギリスのInfoseekで「genetic potato」というキーワードで検索したところ、Monsanto uk(イギリス・モンサント)につながりました。
「モンサント」は、遺伝子組み換え作物(genetically modified organisms)を世界的に展開している会社の一つです。モンサントは、農薬や種苗(遺伝子組み換え作物を含む)などを扱い、遺伝子組み換え作物に関する議論の場で中心的な役割を果たしています。日本において、日本モンサントも同様です。
このホームページに、「遺伝子組み換えジャガイモを食べたラットが免疫力が落ちた」という記事の反論が掲載されています。
それは、「Monsanto Statement In Response To World In Action Programme And Rowett Institute Study(モンサントは、世界で展開されるアクションプログラム、そしてロウェット社の研究に対してお答えします)」です。
要旨は、アバディーン(Aberdeen)のロウェット社(Rowett Institute)、パズタイ博士(Dr.Pusztai)が行った研究は、厳密性や公平性に欠けるものです。その実験で生成されたタンパク質は、すでにその有害性が確認されたものであり、遺伝子組み換え作物に用いられることはありません。(言い換えると、この遺伝子を用いたジャガイモは流通していません。)これは、MAFF(イギリス農漁省)も規制基準の中に、当のロウェット社からの申し出により組み入れています。
モンサント社の主張は、「とにかく、教授はやり方が汚すぎる」と、そしてディベート(討論)には応じるからいつでも出てらっしゃい、と言っているようです。
一方、13日東京新聞夕刊(8.13.1998)には、ロウェット社がパズタイ教授を停職処分にした、と報じています。「彼は歳をとり過ぎている」と訳の分からない理由が付されています。
また、ロウェット社のホームページは、これら一連の出来ごとに関する記事やこの研究の詳しいデータを、今のところ(8.13.1998現在)掲載していないようです。(8.14.1998)