ダニアレルギーの免疫療法

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過剰な反応抑制
 ダニアレルギー免疫療法
 アサヒビール東大共同開発

 アサヒビールと東京大学の共同研究グループは、ダニアレルギーの過剰な反応を抑えられる免疫療法を開発した。遺伝子組み換え技術を使って原因となるダニのたんぱく質を改良して安全性を高め、このたんぱく質を患者に繰り返し注射しながらアレルギー反応を徐々に抑えていく。成果を科学誌「ネイチャー・バイオテクノロジー」8月号に発表した。

 この治療法は「減感作療法」と呼ばれ、感染症に対するワクチンのように、原因となるアレルゲンを患者に繰り返し注射しながらアレルギー反応が起きないようにする。ただ患者によって、過剰な反応が起きてショック状態や呼吸困難に陥る場合があり、危険を回避できる方法の開発が実用化の課題だった。

 研究グループによると、ダニの遺伝子の一部を組み換えて、少しずつ構造の違ったたんぱく質を九種類作った。患者の肌で実際に反応を見る試験で、この中から過剰な反応の起きない改良たんぱく質を見つけ出した。危険性は従来の約百分の一に減り、治療効果を大幅に高められるという。研究グループは、臨床試験を重ねて安全性の高い治療技術として実用化を目指す。
 7.24.1997 日本経済新聞日刊


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アサヒビール(株)基盤研究所薬品開発部

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