メリディアという薬

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メリディアという薬

 昨日(2.15.1999)、新種のやせ薬が、インターネット経由で盛んに輸入されていると報道(TBSニュースの森)されました。
 その薬の名前は、メリディア(Meridia)といい、1997年後半頃よりアメリカで販売され、副作用も今のところ少ないというので、まだ日本の正式な認可は出ていないが、愛用者が急増しているということです。
 インターネットで、メリディア and 食欲減退剤 and やせ薬 and 平行輸入 などのキーワードで調べたところ、複数の薬物専門・輸入代行業のホームページとつながりました。
 だいたい、10mg30錠2万3000円〜3万5000円くらいの値段で売られているようです。

食欲減退剤の副作用
 ところで、1年半前(9.1997)に、中国から輸入されたいわゆるダイエット茶(寧紅減肥茶)は、シリアスな副作用があると報告されたことがあり、そこに混入されていた食欲減退剤のフェンフルラミン(fenfluramine)やデックスフルラミン(dexfenfluramine)が問題になりました。
 シリアスな病状というのは、FDAの調査によると、致命的な心臓弁膜の障害が12ヶ月くらい服用した30%の人に見い出され、そのうちの幾人かは手術が必要でした。
 この理由から、これらの薬は、1997年9月にアメリカの市場からすっかり回収されたのでした。
 ところが、中国から輸入されたり、お土産として持ち込まれたダイエット茶に、この薬が使われていました。
 患者は、困ったことに自覚症状がないので、服用した人は医師と相談し、心臓や肝臓の検査をするようにすすめられています。

メリディア(Meridia)
 メリディアは、アメリカFDA(食品医薬品局)が、ダイエット薬のユーザーに注意喚起する文書「Medical Exams Advised Some Diet Drug Users」(1998.3)よると、臨床試験中に限られるが、フェンフルラミンなどにあったような肺高血圧という副作用が見られませんでした。また、心臓弁膜についても、障害は認められなかったということです。

 Meridiaは、デンマークのKnoll社の製品で、Sibutramineが成分です。
 効能は

 アメリカでは、年間30万人が肥満を原因とする慢性病により死亡しているといわれています。
 それで、メリディアは、摂食量を減らし、食事からのカロリー摂取をマネージメントしやすくするので、重篤な肥満を患っている場合に、運動療法と食事療法とともに処方されるようです。数値でいうと、少なくともBMI(body mass index)が30(高血圧や糖尿病の場合は27)以上に処方されます。

どの程度やせられる?
 FDAの「FDA APPROVES SIBUTRAMINE TO TREAT OBESITY」(FDAは肥満治療にSibutramineを認可する)という文書では、ある12ヶ月の服用テストで、10mg毎日服用すると平均で約10ポンド(4.54kg)やせました。また、15mgの服用では14ポンド(6.356kg)でした。これは、食事のカロリー量を減らすだけの患者が平均で3.5ポンド(1.589kg)の減量だったことからすると、かなりの効果といえそうです。

 ただし、一般的な副作用として、口渇、頭痛、便秘、不眠などがあり、またごくわずかだが血圧の上昇もあり、服用する場合は、血圧が正常である必要があり、医師と相談したほうがよさそうです。

 昨年のダイエット茶で健康被害のページもどうぞ。


関連URL:
Medical Exams Advised for Some Diet Drug Users FDA
Knoll AG - BASF Pharma Homepag
「FDA APPROVES SIBUTRAMINE TO TREAT OBESITY FDA

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