ストレスと自己診断

健康・スクラップブック


「どんなことにストレスを感じていますか?」

 ストレスというと、私たちは「悪いもの」と感じていますが、生理学の定義からすると、「ストレスが少ない場合、活動能力もまた低いことになり、ただ疲労感だけが残るような毎日を送ることになります。(一方)ストレスがきわめて強い場合にも、活動能力は減退します。」となり、一概に避けるべきものではないようです。
 つまり、なければないで、適切な判断もできないし、挑戦的なモードにも入りにくいし、集中できなくなる。たとえば、危なそうな人が近づいてきたとき「キッと身構える」とか、難問に当たるとき「精神を集中させる」などができなくなり、ただ鈍い人になってしまう。どうやら体には体の都合というものがあるらしいです。
 そこで、ストレスに対して私たちの体がどんな反応をし、どのようなメッセージを送っているのかを知る必要があります。そして、ストレスが解放されず、たまってしまい、このメッセージが慢性的に続くようなら、私たちはこれに介入して、これをコントロールしなければならないでしょう。

 キンドラーによれば、ストレスの指標として最も明確なのは「身体的反応」である、ということなので、ここを手がかりに「ストレス解消」の方法が探せるかもしれません。

身体信号
自己防衛機能
身体活動
  • 呼吸が多くなる
  • 顔がほてる
もっと速い決断
  • 空気をたくさん取り込んで脳への酸素供給を増加
  • 血が新鮮な酸素を脳に運ぶ
  • エネルギーの急増
  • 動悸が激しくなる
エネルギーの動員
  • アドレナリンが肝臓を刺激してもっと血糖を供給
  • 血の循環が増えてエネルギーを筋肉に供給する
  • 筋肉の緊張
  • 手が冷たくなる
筋肉が行動に移ろうと準備
  • 防衛反応が開始
  • 手への血の供給が圧縮され、出血がある場合これを減少しようとする
  • のどの乾き
  • 胃けいれん
消化活動が停止
  • 唾液の流れを止めて消化エネルギーを節約しようとする
  • エネルギーはもっと必要度の高い組織器官に供給される
(「ストレスクリニック」より)

 たとえば「いまちょっとカチンときた」「やばい!」「ああどうしよう・・」というとき、その身体信号を観察し、それらが身体的にどの部位に現われ、その原因が何かを考えることで、ストレス対処の方法を見い出せないものでしょうか。

 分解して考えることで、

  1. 数々の欲求や苦しみを冷静に見ることができ
  2. 障害が克服できるように思え
  3. きっと同じ悩みに悩む人と協力でき
  4. 大切なものにエネルギーを集中して使える
 ようにならないとも限りません、と先生たちは言っています。
 そして、当面の課題は肩こりの解消
 もし、動悸や呼吸困難、胃に激痛がはしるなどの症状がある場合は、ストレスにより体が侵されているかもしれません。医師に相談して、診察してもらいましょう。
インターネットのカウンセリングで、悩みを相談する

Nara Medical University, Depatment of Psychiatry奈良県立医科大学付属病院

心の相談室 on line明石土山病院

仁大病院のホームページ


   資料:「ストレスクリニック」Herber S.Kindler(学研)
    「ストレス克服のためのカウンセリング」中西信男・古市裕一・三川俊樹 共著(有斐閣選書)
    「ストレス解消法」長谷川和夫・村山正博 (講談社)
    「ライフスタイル再点検 働き盛りの健康チェック」近藤東郎 監修 永田孝一著(日本能率協会)
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