うつ病は、軽症うつ病といえども侮れませんが、ストレス解消に努めることで予防できると言われています。
ただ、自分が「心の病いかもしれない」と気付くことは稀です。また、都合が悪いことに、周りの人もほとんど分からないそうです。
現代人の多くの人は、仕事が忙し過ぎたり、抱えきれないほどのストレスをためると、心のバランスを崩すことがあります。
それは、身体的な不調がきっかけのことがあります。また、家庭の問題や職場での人間関係、職場の物理的な環境、仕事それ自体がきっかけになることもあります。
はじめからそう(心の病い)と分かっていれば、仕事を休んだり、ストレス解消のために運動に専念したり、気分転換に努めることができたかもしれません。しかし、大抵は「体のどこかが決定的に悪く、死ぬに違いない」とか「自分は生きるに値しない」など思い悩むようになり、かえって部屋に引きこもりがちになるようです。
心の病いは、本来すべきことを逆に向かわせる力があるようです。
それで、できるだけ早い時期に知り合いの医師に相談して、体の精密検査などをし、体の器質的な異常のないことを確認することが大切ということです。
ところで、うつ病自己評価尺度・テスト(javaScript版)で、心の状態をチェックしてみてはいかがでしょう。
運動と予防効果
運動は、不安障害の予防に最も有効と言われています。
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の「The Effects of Physical Activity on Health and Disease」の記事に、カナダの大規模な実験結果が記してあります。それによると、女性や40歳を過ぎた人において、運動は不安障害や軽症うつ病に最も予防効果が確認できたと言うことです。言い換えると、女性、そして男性の場合は40歳を過ぎた頃から、努めて運動を取り入れる必要がありそうです。
運動の内容は、よりレジャーの傾向が強いものほど、強くポジティブな影響力があったということです。つまり、家事などで体を動かすだけでなく、気分を換えられるようなシチュエーションで、エアロビック運動や、早足の歩行(brisk walking and running)、そして水泳などを行うとより効果的ということです。
仕事を持った女性の間で、ジャズダンスやエアロビック運動や社交ダンスが流行しているのも、こうした社会的な背景が関係しているのでしょうか。
新しい時代の仕事とストレス
また、「Leading work-related diseases and Injuries」という記事では、The National Institute for Occupational Safety and Health (NIOSH),CDCが、労働の現場で今まさに問題になっているような心の障害について取り上げています。
心の病いのリスクが増える傾向は、技術や経済、そして統計的な説明など、いずれを見ても明らかです。
例えば、(アメリカにおいて)ヘルスサービスへの雇用は26%も増えています。
そして、コンピューターやロボットは、700万の工場に導入され、3億9000万(390 million)の事務室に導入されました。これにより、新しい仕事が生れています。また、この新しい仕事の10のうち6つは女性により担当されることになるといわれています。
つまり、この先10年で、女性は仕事と家庭の二重の役割を求められ、心の健康に負のインパクトを与えられ続けるかもしれません。
仕事場における「心の病い」のリスクファクターをコントロールするには、次のことが大切とされます
職場のストレッサー
仕事が関連する心理的な壁は、職場環境が与える心と体両面により特徴付けられます。また同時に、家族の要求とか支え、国民性や民族性、その人が問題を抱えられる範囲、そして自分が自分らしくあるもの全てが要素となることでしょう。
したがって、心の問題は、それらが複合的にからみ合っているので、これを完全に解きほぐすことができません。
しかし、それだからこそ(心の病いの)予防への取り組みは、現在集められるできるだけ多くの情報が必要であるということかもしれません。
CDCアメリカ疾病管理予防センター
Leading Work-Related Diseases and Injuries アメリカ疾病管理予防センター