今回の、ごみ焼却場調査で厚生省は、暫定基準値80ナノグラムを超える施設については休廃止を含む指導をするとしています。
この暫定基準値とその対策は、私たちと私たちの子孫の健康に寄与することでしょう。
しかし、ダイオキシンは対策が遅れると、大変なことになりかねないほどの毒性をもっているようです。そして、最も厄介なのは、公害というと工場から出た煙とか自動車の排気ばかりに目をむけていましたが、家庭から出るごみとその焼却が問題だということです。
例えば、京都大学工学部名誉教授平岡先生の調べられた立派なデータがあります。(1990)。それは、Environment Index にありますが、そこは恐ろしいほど詳しいホームページであることをお断りしておきます。
一部を転載させていただきますと・・・
ダイオキシン類の毒性は、ダイオキシン類毒性評価法TEQ(Toxic Equivalents)で表わされます。
日本では、ダイオキシン類の発生源として、
日本の1992年のデータと、前出のアメリカの環境保護局の1993年のテストデータ(Dioxin test result for 1993)を組み合わせて見ると、大都市並びに工業地帯近隣の地域では0.6ピコグラムTEQ/m3と国際的にも高水準になっています。アメリカの都市部と比べて、大まかにいえば約10倍、場所によっては30倍です。
ただし、最初に触れたように、ごみ焼却場の調査が進み、対策が十分でないにしろ、焼却場の作り替えなどが進んでいるので、私たちが家庭から出すごみの量を減らしたり、勝手にごみを燃やさないなどの努力をしていけば、下げられない数値ではないということです。
ともかく、ごみ焼却の問題は、環境問題のなかでも、高い優先順位で取り組むべき課題であることは間違いないようです。